青山奈緒と善三をめぐる山場となった
第7話でしたが
ただでさえ短い出演シーンが、少しアッサリと過ぎてしまった感がありますね。
律子から「何が目的なの!」と言われる場面がありましたが
この質問に正確に答えるのは、実は大変難しい。
ストーリーの上では浮気相手という事で
登場シーンは少なかったですが、
青山奈緒という女性は複雑な一面を持っていると思うんです。
最初は、家庭で押さえつけられている善三が気晴らしの慰めを求めて
彼女に近づいたのかもしれません。
でも、(少なくとも浮気がバレて大騒ぎになる頃には、)青山奈緒も
善三の辛さを理解してそこに親愛の情が生まれていたんではないかと思うんです。
と同時に、一人の女性として、妻である律子には負けられない、という
プライドもあったでしょう。愛情と敵愾心とがない交ぜになりながら、
特に律子と直接対面するようになってからは、ライバルとして争う面が
より表に出てくるようになる。
(「気が変わったの」といって、善三をあきらめまいとするシーンは
その典型でしょう。)
一人の心情の中にいくつかの要素があるとはいえ、
場面場面で(例えば律子に対する時と善三に対する時で)
どの面がより強調されるか、
セリフやしぐさでどんな感情が表現されるか、その積み重ねで
青山奈緒が内面に抱えている複雑さが分かってくるんではないでしょうか。
また、そうやって心の表情がより深く示されて
見ている人が登場人物に感情移入出来て、より印象深い演技になると言えるでしょう。
そういったふうに青山奈緒の登場シーンを振り返ると
一つ一つのセリフ(あるいは場面)が、
ストーリーの流れに乗ってドンドン進んでいってしまって
彼女の心情をハッキリ印象付けるところが少なくなっている、
したがってドラマ全体の中での存在感も軽くなっているような気がします。
演出にも影響されるでしょうが、言わば「タメをつくる」みたいな感じで
場面場面でセリフの言い回しや仕種・表情を作っていく工夫も
必要なんじゃないでしょうか。
女優としての石川亜沙美も、
だんだんといろんな役回りを求められるようになってきますけど
また、違った亜沙美さんの魅力を見せて欲しいですね(^^)
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